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1964年昭和大橋復旧工事より
補修工事によるCO2排出量抑制効果

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当社グループでは、「持続可能な都市づくりへの貢献」をマテリアリティの一つとして認識しており、インフラの長寿命化がCO2排出量の抑制に寄与するという認識のもと、メンテナンス専業の強みを活かして、本業を通じた気候変動の緩和に取り組むことを活動方針として定めています。当社グループにとって象徴的な存在である昭和大橋の復旧工事を題材として、地震で損傷した床版を補修した場合と廃棄・更新した場合の投入資材と廃棄物によるCO2排出量を試算することで、補修工事によるCO2排出量の抑制効果を数字で確認しました。

補修・復旧工事の概要

資材量・廃棄物量 試算の前提

CO2排出量の比較

以上のように今回の試算では、落下した5径間分の床版を補修した場合と廃棄・更新した場合で、投入資材と廃棄物によるCO2排出量(Scope3)は9倍以上の差があることがわかりました。実際の工事を想定すると、投入資材や廃棄物(Scope3)のほかにも施工機械、重機、各種運搬車両などによるScope1、Scope2のCO2排出量を勘案する必要があり、この差はさらに大きくなるものと推測されます。

当社グループは、これからも本業である補修・補強工事を通じて気候変動の緩和に貢献していきます。

計算に関する注記

  • 橋桁(鉄骨)は計算に含めていない
  • 床版の大きさは当時の資料から全幅員24.8m/幅員(車道+歩道)24m/桁長27.54m/床版厚18cm/舗装厚5cm
  • 更新時の主な投入資材量はコンクリート1516t、アスファルト舗装380t、鉄筋97t、木製型枠18t
  • 補修時の主な投入資材量はコンクリート117t、アスファルト舗装35t、鉄筋9t、木製型枠2t、樹脂材1t
  • 更新時の廃棄物量は床版更新と同量として計算
  • 資材の包装材等は計算に含めていない
  • 床版内部の鉄筋量等は1964年当時の示方書から推定し試算
  • 当時の補修工事と比較するため、新設工事も当時の工法を推定し使用される資材量を計算
  • 計算に使用するCO2排出係数は、環境省ほか各種排出原単位データベースより引用
  • 落橋した床版の回収、および再架設にかかる工程はおおよそ同等として比較対象からは除外
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